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衣類に関する豆知識

No.053 なぜ水洗いだと型崩れや縮みになるの?

レーヨンや綿製品など、ほとんどの繊維製品は、水洗いすると縮んだり、型崩れしてしまいます。なぜでしょう?

ほとんどの繊維は水を吸収してふやける

ポリエステルなどの合成繊維以外のほとんどの繊維には、水を吸収する性質があります。水を吸収した分だけ繊維が柔らかく膨らみ、ふやけた状態になります。おしゃれ着の汚れのほとんどは、皮脂や油煙などの油分によって、生地の表面に接着されているため、生地がふやけると、接着面がゆがんで剥がれやすくなります。この状態で、洗濯機の機械力によるモミ作用や洗剤の効果を加えると、汚れは生地から剥がれます。

構造を崩しながら汚れを落とす

このことから水で洗うということは、繊維を変形させ、揉むなどの機械力を加えて汚れを落とすことになります。このため、シルエットやデザインにゆがみや型崩れが起きたり、生地が縮んでしまいがちです。これを復元するためには、プレスによる整形が必要になるのです。


No.052 塩化ビニルの素材使いはドライできない

デザインアクセントにビニール素材(ポリ塩化ビニル)が使用されている場合、ドライクリーニングすると、ビニールが硬くなってしまいひび割れることがあります。

塩ビ素材にはプラスチックを柔らかくする薬品が溶かし込まれています

塩ビ(ポリ塩化ビニル樹脂)は、水道管に使われるように、本来は硬いプラスチックです。衣料素材として使われているものは、ドライクリーニングに使われている溶剤と同種に液体に可塑剤(柔軟にする薬品)を溶かし、その中に硬い樹脂を漬け込むことによって、柔らかな風合いに加工しています。塩ビ素材が使われているのに、水洗い禁止、ドライ可表示になっている場合があります。
しかし、これをドライクリーングすると、可塑剤が溶け出してポリ塩化ビニルがカチカチに硬くなり、ヒビ割れてしまうことがあります。購入の際には、表示にポリ塩化ビニルまたはPVCという表示があることを確認しましょう。


No.051 ドライクリーニングは洗濯汚水をまったく出しません

ドライクリーニングは、繊維をふやけさせる水を使わず、風合いやシルエットを損なわないドライ溶剤というもので洗っています。だから洗濯排水は0なのです。

溶剤はリサイクルして使っています

ドライクリーニングでは、溶剤に溶け出した洗剤や汚れ成分をフィルターや蒸留器によって取り出し、産業廃棄物として処理しています。こうして、再生された清澄な溶剤をリサイクル利用しているのです。

家庭洗濯汚水は年間約10億トン

平成11年度の統計では、約70万トンの家庭洗濯洗剤が販売されています。これから推定される洗濯排水量は約10億トンといわれています。ドライクリーニングは、意外なところで水質汚濁の防止に貢献しているのです。


No.050 ストレッチも疲労してだらりとなる

合成ゴム糸が引っ張られた状態で織り込まれている

体の動きに合わせて、伸びたり縮んだりするストレッチ素材。ストレッチ素材のほとんどは、ポリウレタン弾性糸という合成ゴム糸が全体に数パーセント織り込まれています。
ある程度、引っ張った状態にして織り込まれているので伸び縮みするわけです。靴下の口ゴムや下着のウエストゴムなども、同じ種類の合成ゴムが使用されています。

合成ゴムは数年たつと変質して伸びきってしまいます

靴下の口ゴムなどは、使用や洗濯を繰り返しているうちにダラリと伸びきってしまいます。これは、湿気や菌類などによって徐々に変質して、弾力性が無くなったり切れやすくなったりするためです。
これと同じように、ストレッチ素材にも寿命があり、いつかは生地がダラリと伸びたり、ゴム糸が切れて表面が波打つようになってしまいます。


No.049 絹の繊維は摩擦すると白っぽく毛羽立ちます

絹糸はとても細かい繊維が集まってできているもので、擦れるとそれがバラバラになってしまい白っぽく毛羽立ちます。

絹製品は「おしとやか」に着るものです

絹糸は、蚕という昆虫の幼虫が吐き出した糸(生糸)を洗って繊維を包んでいた糊状の成分を落とし(精錬)、2本の裸の糸を取り出して紡いで作ったものです。
古来から繊維の宝石として珍重されてきました。現在では低価格の外国産のものも多く、誰でも気軽に購入できるようになりましたが、そのデリケートさに変わりはありません。

洗い出された裸の繊維だからデリケート

絹の繊維は、無数の微細な繊維の集合体でできています。特に湿気を吸った状態で摩擦しますと、この微細な繊維が分裂して毛羽立ちます(分繊化)。絹製品を着ているときは、ヒジや裾などへの配慮、バッグ類やシートベルトなど摩擦の原因になるものへの注意が必要です。


No.048 「水洗い不可マーク」でも汗汚れには水処理が必要

夏のおしゃれ着であっても、取り扱い絵表示に、「水洗い不可」の表示が付いているものが多くあります。 汗が付いてしまったら・・・

汗成分は水溶性だから水処理

欧米の気候に比べて、日本の夏は温度も湿度も高く、大変汗をかきやすい環境です。汗に溶け込んでいる塩分、尿素、乳酸、アミノ酸などは水に溶ける成分。ドライクリーニングは、皮脂や油煙などで接着した一般汚れを、油脂を溶かすことによって洗い落とす技術です。このことから、通常のドライクリーニングだけでは、汗汚れを十分に落とすことはできません。

夏の天然素材は汗をいっぱい吸収します

綿や麻、毛などの天然素材には、水分を吸収する性質があります。だからべたつかず、夏でも爽やかな着心地です。しかし染色やデザインのために、水洗いすると色が流れたり変形する危険があることから「水洗い不可」の表示がつけられてしまっている製品があります。このような夏物製品をきるときは、なるべく汗が付かないように配慮する必要があります。メーカーとしても、夏物商品企画の段階で、汗に配慮した品質管理をすべきでしょう。
それでも「水洗い不可」の製品に汗汚れをつけてしまったらご相談ください。


No.047 カビ取り剤が衣類に付くと脱色してしまう

密閉性が高い住宅では、暖房や風呂場の湯気などが壁面に結露して、カビが発生しやすいので、スプレー式のカビ取り剤などがよく利用されます。

カビ取りスプレーの主成分は次亜鉛素酸ナトリウム

カビ取りスプレー(商品名カビキラー等)の主成分は、一般に次亜鉛素酸ナトリウムというアルカリ薬品が使用されています。
この薬品は、塩素系漂白剤(商品名ハイター等)や台所用漂白剤(商品名キッチンブライト等)、レンジ洗剤(商品名換気扇ルック等)、トイレ洗浄剤(商品名ドメスト等)にも、主成分として約5%前後の溶液として使用されています。
このスプレー液などが、綿、麻、レーヨン、テンセルなどの植物性繊維製品に付着すると、漂白剤の原液が付いたのと同じことになり、脱色してしまいますので注意してください。
受付時には目立たなくても、乾燥やプレスの熱で活性化してクリーニング後脱色することもあります。
また、羊毛やカシミヤなどの獣毛繊維に付着すると繊維が溶けてしまうことがあります。


No.046 なぜドライだと型崩れや縮みが起きないの?

ドライクリーニングは、おしゃれ着を変形させること無く、汚れを落とすために、19世紀のパリで開発された技術です。なぜ変形しないのでしょう?
おしゃれ着は、着用するだけで、なんとなく全体に汚れてきます。それは、店頭のマネキンが着ている服でも同じこと。そのわけは、空気中に漂っている細かいススやホコリなどの汚れが、自動車や工場の吐き出す油煙や、皮膚の表面を覆っている皮脂などの油分によって生地の表面に接着されていくからです。水では、この接着剤である油分を溶かすことはできません。
ドライクリーニングは、水ではなく溶剤と呼ばれる特殊な揮発油によって洗う方法です。溶剤は繊維にほとんど影響を与えず、汚れを接着している油分だけを溶かします。このことによって、汚れは生地から離れます。
おだやかな化学作用によって汚れを落とすので、型崩れや縮みが起きにくいのです。


No.045 汚れたまま保管するとカビが育ちます

冬・春物衣類で、クリーニングを忘れているものはありませんか?汚れたまま保管していると、カビが繁殖しやすくなります。空気中には、常にいろんな種類のカビの胞子が漂っています。それが何かに付着し、「カビの4大成育条件」と言われる、温度(20~25度)・湿度(80%)・酸素・栄養が揃うとカビ菌は、どんなところでも繁殖します。カビ菌は植物と同じように、衣類に菌糸という根を張り、茎が枝別れして、その先に種になる胞子を実らせます。衣類についたカビは、繊維の中に根をどんどん食い込ませ、繊維を分解して養分とするのです。このことから、カビがついた衣服は、すでに生地そのものが痛んでいるということになります。
絹や毛のようにタンパク質でできている繊維は、それ自体がカビの栄養になりますし、食べこぼしや汗や垢などの蛋白成分はカビにとって絶好のご馳走で、綿やポリエステルにも生えます。カビはシミや変色、穴あき、破れの原因になります。


No.044 スポンジタワシとフェイクレザーファッションの関係?

合成皮革製品はクリーニングの後の保管に十分に注意して、なるべく長持ちするような配慮が必要です。
合成皮革製品の表面は、ほとんどポリウレタン樹脂というものでできています。身近なものでは、台所で使うスポンジタワシが、このポリウレタン樹脂100%製品です。スポンジタワシは、3ケ月程度使っていると、徐々にもろくなり、しまいにはボロボロになってしまいます。これは、加水分解という性質があるためで、湿気を吸い込んで樹脂が分解してしまうからです。
ポリウレタン樹脂製品は、一般に3年程度着用すると分解が目立つようになるとされています。必ずポリ袋から取り出し、湿気に気をつけて保管しましょう。


No.043 毛100%でも新毛だけのものや再生毛混用もある

「毛100%」と表示されている製品でも、毛羽立ちやすいものとそうでないものがあります。製品によっては、再生毛を使用していることがあるからです。
再生毛とは毛製品をほぐしてリサイクルしたものです。毛100%と表示されている製品でも、再生毛を混用したものがあります。再生毛は、いったん製品化された毛製品をほぐして、繊維の状態に戻し、再度紡糸したもので、新毛よりも繊維長が短く、毛羽立ちやすく毛玉ができやすいという性質があります。過去に染められているので、一般に黒や濃紺などの濃色に染められています。
毛玉(ピリング)は、まず毛羽立ちが発生し、摩擦によって毛玉となります。さらに摩擦によって毛玉が脱落します。これを繰り返すことによって、生地も構成繊維を失い徐々に薄くなります。生地は、全体にソフトな風合いを出すためにゆるい綾織などになっているものほど、表面に畝(うね)状の凹凸ができるため、着用中の摩擦によって短い繊維が引き出され毛羽立ちやすくなります。


No.042 パチパチ静電気は合繊を着ていると起きやすいのです

冬の外気は、湿度が低くなります。それは温度が低くなると、水蒸気の発生量が減少するからです。湿度が低く、乾燥すると静電気が発生しやすくなります。
冬には「夜ストッキングを脱ぐときにパチパチと青白い光が出た」「ドアノブに触ったとたんピリッと感じた」「スカートがまとわり付いて歩きにくい」といった経験がありませんか。これは、着用している衣類の摩擦によって静電気が発生しているからです。湿気を吸収しない素材ほど電気を帯びやすい性質があります。プラス電気はナイロン、マイナス電気はアクリル、ポリエステル、アセテートが発生します。
柔軟剤は湿気を吸収する性質を持っていますので、柔軟加工や帯電防止加工により、静電気を防止することができます。また、下着類には合成繊維の混紡されていない綿100%製品を着用するようにしましょう。静電気が起きると、ゴミを引きつけ汚れやすくなるということも知っておいてください。


No.041 ドライならティッシュの汚れも洗えます

ドライクリーニングをいつもご利用いただいていますが、ドライっていったいどんなクリーニング方法なのかご存知でしょうか?ドライを直訳すると、「乾燥」ということになります。ドライクリーニングでは、本当に乾燥状態のまま洗うことができるのです。
水の中に繊維製品を入れて洗うということは、繊維(合成繊維以外)を水でふやかして(膨潤)汚れを落ちやすくし、機械力や洗剤で汚れ成分を引き剥がすという方法です。しかしこれでは、シルエットや、繊細な生地の風合いなどは変わってしまいます。
ドライクリーニングは、水ではない溶剤といわれる液体の中で、汚れを接着している油分を溶かしだすことによって洗うという方法で、繊維に水分の影響を与えることなく、シルエットや風合いを変えないまま洗うことができるのです。



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