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衣類に関する豆知識

No.040 自然なウールは水で洗うと縮んでしまう

自然なウールは、独特の風合いや保温性など素晴らしい性質を持っています。しかし、ウール本来の性質から、水でゴシゴシ洗おうとすると、石のように硬くなるまで縮んでしまうことになります。
ウール繊維の表面はウロコ(キューティクル、スケール)に覆われています。このウロコが水を弾き、また水に濡れたら松笠のように開いて、繊維が含んだ水分を発散させようとします。この自然の知恵によって、ウールは呼吸するように湿気を吐き出すのです。また、湿気を含むと巻き毛が伸びようとします。だから、霧を噴いておくとシワが伸びるのです。でも、水の中で揉むことによって、松笠のように開いたウロコが互いに引っかかって絡まり、際限なく縮み元に戻らなくなってしまいます。これをフェルト化収縮といいます。


No.039 国際表示②は家庭での乾燥機使用禁止

いろいろな分野で「国際標準」という言葉が使われていますが、繊維製品にも国際標準化が進んでいます。現在のJIS取扱絵表示は、日本独自のものですが、経済産業省では、早ければ年内に世界共通の絵表示に統一する準備を進めています。
最近では、家庭洗濯でも1台の機械で、洗濯から乾燥まで一貫して行う洗濯乾燥機が普及してきました。現在のJISの絵表示が作られたころは、家庭乾燥機というものがほとんど無かったので、このことに関する絵表示がありません。海外ブランド商品に付いている表示では①が家庭乾燥機使用可能という表示で、②は家庭乾燥機を使用してはいけないという表示です。
③などのマルでかこまれたものは、ドライクリーニングの表示ですが、これは国際的に機械での乾燥工程を含んでいて、機械乾燥可能という意味になります。


No.038 クリーニングで日焼け退色が目立ちやすくなる

どのような色であっても、紫外線を受けると徐々に退色していきます。それは、昔の写真や街角のポスターと同じです。
外衣は、体を紫外線から守ると同時に、生地自身が紫外線を常に吸収しているともいえます。クリーニングすると表面の汚れ成分が落ちて色の差が鮮明になります。特に、大気中の排気ガスなどに含まれる油分が生地の表面を汚染している場合、全体に色の濃度が高くなっており、クリーニング後には、全体に退色が目立つようになります。また、紫外線は太陽などの自然光だけではなく、蛍光灯の光にも大量に含まれています。夏ばかりではなく、雪の反射による冬場の日焼けも 強烈です。
「色あせしてるかも!」と感じたらラペル(衿)を裏返して、陰になっている部分と比較してみましょう。ラペルの無い製品は裏側など、光に通常当たらない部分と比較し確認します。


No.037 汗汚れはドライだけでは落とせません

日本の夏は気温も湿度も高いために、よく汗をかきます。水ではなく溶剤で洗うドライクリーニングでは、原則的には水溶性の汗汚れを落とすことができません。
綿や麻、ウールなど合成繊維以外の繊維は、水分を吸収して変形する性質を持っており、風合いも変化します。また、シルクやレーヨンなどは光沢が消失することがあります。また、染色もほとんどが水に溶ける染料で行われるため、水洗いでは変色しがちです。ドライクリーニングの原理は、水ではない溶剤によって汚れを接着している油分を溶かして洗浄します。溶剤は繊維に吸収されることがないので、変形、風合い変化、光沢消失、変色することがありません。
汗成分は、塩分、尿素、乳酸などを含み、染料を酸化分解したり、生地を黄ばませたりします。これら水溶性の成分は、水ですすぎ出さなければ、ドライクリーニングだけでは残留してしまいます。このために特殊な水系処理を必要とします。


No.036 綿・麻素材の毛羽立ちは洗うと目立つ

綿・麻・テンセルなどの植物系繊維は、着用中の摩擦によってより細かい繊維に分裂する性質(分繊化)があります。
素材が綿・麻・テンセルで、濃紺や黒などの濃色の生地は、摩擦によって分繊化すると、毛羽立ちが目立ちます。毛羽立ちが発生しやすいのは、衿周り、肩、脇、ヒジ、袖口、ヒザなどです。また、ポケットに物を入れておくと、ポケットの下辺に当たる部分も擦れることがあります。分繊化した繊維は大変細かいので、毛羽立ちというよりも、白く色抜けしてしまったように見えることが多いのです。
クリーニングする前の生地の表面は、排気ガスの油煙や皮脂などの油汚れによって全体が覆われています。このことから、摩擦されて分繊化した細かい繊維は、整髪料のグリースで押さえつけられたように生地の表面に張り付いています。しかし、クリーニングによって表面の油汚れが落ちると、風呂上りの髪のように起き上がり毛羽立ちが目立つようになるのです。


No.035 絹製品のプリーツ加工は安定しません

ファッションデザインとして、シワ加工やプリーツ加工が流行しています。色々な素材の製品にシワやプリーツがデザインされていますが、絹だけは安定した加工法が開発されていません。プリーツ加工品を購入する際は、このことに注意するとより長くファッションを楽しむことができます。
耐用性のあるプリーツ加工は、各種の素材の性質に対応した加工が開発されてきました。化学繊維の多くは熱可塑性(熱によって型付けする)を応用しています。ウールや綿は、それぞれ特殊な薬品によって加工します。しかし、絹素材については有効な加工技術が開発されていません。このことから、一定の着用期間後またはクリーニング後再度プリーツ加工を繰り返す必要がありますが、細かく複雑なプリーツは再現することが できません。
表示に「絹100%」とあるプリーツ製品は、長期間楽しむことができないものと心得ておきましょう。雨や汗に濡れたら、プリーツが取れてしまいますので注意しましょう。撥水加工で水を防止すると多少効果があります。


No.034 絹のネクタイは意外な部分が擦れてしまいます

地球温暖化防止のために、国家レベルで夏はクールビズ、冬はウォームビズというエコロジーファッションが勧められています。ウォームビズは、重ね着ファッション。ビジネスマンにはネクタイにスーツ、内側にベストやセーターを着込むということで、エアコンの温度を2度低めに設定しましょうということになります。
ネクタイのほとんどは絹製品で、スレに弱く特定の部分だけが磨耗して、ついには柄が擦り切れたり穴が開いたりします。ネクタイの生地は、締めやすいようにバイアスといって斜めに使われています。また、一般に綾織や朱子織といったタテ糸が表面に長く現れるような組織で織られており、柄糸も浮き糸と呼ばれるようにタテ糸が表面に現れる構造になっています。このため、長期間使用していると、縦糸が磨耗して切れてしまいます。
ネクタイのスレは、剣先よりも上着のラペル(衿)と交差して接触する部分が、真っ先に磨耗しますので、クリーニングに出す前に確認しておきましょう。


No.033 襟がニット見頃が織物組み合わせは?

ファッションは、目新しいデザインのものや風変わりなもの、また異質な素材を組み合わせたものほど独創的で魅力的なものです。しかし、原則からはずれたものは、消費者の期待を裏切ってしまうことがあります。
ネック(首周り)や袖がニット(編物)で、見頃(胴体部分)が織物生地といった異素材組み合わせのデザインがあります。ニットは、首や手を通すときに自由に伸び縮みしません。このため、首を着用時に通すプルオーバーなどは、着用の繰り返しによって編物と織物を縫い合わせた部分で、織物側の方に「メヨレ」といわれるタテ筋状の織目の隙間ができてしまうことがあります。ちょうど、生地が縫い目の位置から下に向かって裂けてしまったように見えるようになります。同じ組み合わせでも、V字にニット部分を組み合わせれば、目寄れを防ぐことができます。


No.032 タンスや押入れの中は湿気がこもっています

暖房していると、室内の湯気はタンスの中に進入し、その中にこもってしまいます。湿気はカビやダニの原因になります。
台所や風呂場、暖房器などから発生した水蒸気は、ドアの隙間などを通って他の部屋にも流れていき、全体として一定になろうとする性格があります。このことから、普段使わない部屋や押入れ、タンスの中などにも湿気は忍び込んでいきます。窓やドアを開け閉めするたびに通気され湿気が開放されますが、閉じたままの部屋や押入れは湿気がたまる一方になります。やがて湿気は壁やポリ袋などに結露してカビやダニの原因になります。
通気性の悪い押入れやタンス、その中になおポリ袋に入れたまま保管していると湿気がこもったまま結露し、特に夏物の綿製品などはカビの餌食になってしまいます。濃い色の製品などはカビとわからなくても、クリーニングするとシミや脱色となって現れることがあります。晴れた日には虫干しをしたり、除湿剤を取り替えたりしましょう。


No.031 カシミヤのマフラーは折り目がスレやすい

ここ数年カシミヤやその仲間のパシュミナ素材が大流行しています。以前はヒマラヤ地域などから少量しか輸入されていなかったため大変貴重で高価な素材でした。しかし、現在では中国の内モンゴル自治区などから、従来より安価で大量にカシミヤ製品が輸入され、とても身近な素材になりました。
羊毛や人の髪の毛などには、毛の芯に毛髄といわれるものがあって、弾力を保っていますが、カシミヤには、この毛髄が無いことから、柔らかい反面、形崩れしやすく、コシがなく、シワになりやすいという性質があります。カシミヤ製品の多くは、その欠点を補う意味からも、羊毛などとの混紡品が多いのです。
カシミヤは、軽く、柔らかく、温かいというすばらしい素材です。それだけに、繊細な配慮も必要です。着用時には折り目やヒジなどのスレや形崩れに十分注意しましょう。毛玉ができたら小さいうちにカットしましょう。また、害虫やカビの大好物ですから、保管時には防虫剤や通気性に気を配りましょう。



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